ドメインとは? – ドメインの基礎知識

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前回のレッスンWordPressとデータベースの基礎知識

ドメインはWebサイトを運営するのになくてはならないものです。

ドメインがあるからこそ、私たちは星の数ほどあるページの中から目的のページにたどり着くことができるのですね。

この記事では「ドメインとは?」を始め、ドメインに関する基礎知識についてご紹介します。

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ドメインとは?

ドメインを簡単にいうと、Webサイトの住所のことです。

私たちが住所をたよりに知人の家を訪問することと同じように、インターネットの中ではドメインをたよりにサイトを訪問します。

そのため、ドメインは他のサイトと同じものを取得することができず、世界中でただ一つのものでなければなりません。

もし重複したドメインが存在していたら、私たちは訪問したいサイトとは別のサイトに訪問することになってしまうかもしれませんね。

ドメインは、取得時に重複していることをその場で知ることができますので、ドメイン名の候補をいくつか絞ってドメイン取得業者のサイトで検索してみましょう。

おすすめのドメイン取得業者はこちらでご紹介しています。

ドメインの役割

ドメインはWebサイトの住所を示すものと書きましたが、実はインターネットの中で実際に住所を表すのはIPアドレスと呼ばれるものです。

このIPアドレスは「211.10.8.10」のように数字を並べた文字列で管理されています。

IPアドレスの例

211.10.8.10 , 192.168.1.1 , 203.56.162.34

しかし、この数字の羅列だけでは、「この住所にあるサイトがどんなサイトなのか」わかりにくいですよね?

それに、「私のサイトの住所は211.10.8.10です。今度来てくださいね♥」と言われても、簡単に覚えられるものではないですね。

そこで、IPアドレスに任意の文字列を割り当てることで、わかりやすくしたのがドメインです。

ドメインには、IPアドレスを人間が扱いやすいようにする役割があるのです。

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数字で表していた住所にドメインを割り当てることで、より分かりやすく、扱いやすくなったわけですね。

ドメインとIPアドレスをひも付けるDNSサーバー

では、なぜ私たちはドメインにアクセスするだけで、IPアドレスという住所に到達することができるのでしょうか?

それは、ドメインとIPアドレスをひも付けるDNSサーバーという仕組みがあるからです。

DNSサーバーの仕組み

DNSサーバーは、ドメインとIPアドレスをひも付けて管理しています

そして、DNSサーバーはブラウザから送付されたドメインを元に、IPアドレスを特定する役割も担っています

たとえば、ユーザーがブラウザで「https://wp-1.club」といったWebサイトのURL(ドメイン)にアクセスします。

ブラウザはドメインを確認すると、DNSサーバーに対してIPアドレスを問い合わせます。

問い合わせを受けたDNSサーバーは、ドメイン名にひも付いているIPアドレスを特定してブラウザに返します。

そのIPアドレスを受け取ったブラウザは、IPアドレスを管理するWebサーバーに対してリクエストを送信します。

そして、リクエストを受け取ったWebサーバーがWebページを返します。

Webサーバーがページを表示する仕組みについては、次の記事もご参考ください。

上の流れをまとめると、次のようになります。

  1. (ユーザー)ブラウザでドメインにアクセスする
  2. (ブラウザ)DNSサーバーにIPアドレスをリクエストする
  3. (DNSサーバー)ドメイン名をもとにIPアドレスを返す
  4. (ブラウザ)IPアドレスを管理するWebサーバーへページをリクエストする
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DNSサーバーがドメインとIPアドレスをひも付けて管理しているから、私たちはドメインにアクセスするだけでWebページを見ることができるんですね。

ドメイン名の構成とルール

ドメイン名の構成とルールを確認しておきましょう。

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ドメイン名の構成やルールを知ることは、ドメインを取得する時に役立ちます。

ドメインは通常、以下のように表示されます。

ドメインの表示例

  • https://wp-1.club(WebサイトのURL)
  • info@wp-1.club(Eメール)

ドメイン名の中で、ピリオド(.)で区切られた文字列を「ラベル」と呼びます。

このラベルの長さには制限があって、1つのラベルの長さは63文字以下、ドメイン名全体の長さは253文字以下でなければなりません。

ラベルには、英字(A~Z)数字(0~9)ハイフン( – )が使用できます。

ただし、ラベルの先頭と末尾の文字にハイフンを使用することはできません。

また、日本語のドメインの場合には全角ひらがなカタカナ漢字なども使用できます。

ドメインに使用できる文字

  • 英字(A~Z)
  • 数字(0~9)
  • ハイフン( – ) ※先頭と末尾には使用不可
  • 日本語ドメインは全角ひらがなカタカナ漢字も可

また、各ラベルには、異なった呼び方があります。

右側のラベルから順番に「トップレベルドメイン」「セカンドレベルドメイン」「サードレベルドメイン」・・・・と呼ばれます。

当サイトのドメインでは「club」がトップレベルドメイン、「wp-1」がセカンドレベルドメインとなります。

トップレベルドメインの種類

右端のトップレベルドメインは大きく分けて、次の2種類があります。

  1. 分野別トップレベルドメイン(gTLD)
  2. 国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)

① 分野別トップレベルドメイン(gTLD)

gTLDには、個人や企業、国などを問わず誰でも取得できるドメインと、一定の要件を満たさないと取得できないドメインがあります。

たとえば、.comや.netなどは誰でも自由に取得することができますが、.govは米国の政府機関のみ取得することができます。

gTLDの代表的なものには、次のようなドメインがあります。

ドメインの種類特徴
.com企業や商用サービス向けのドメイン
.netネットワークサービス関連向けのドメイン
.org非営利団体向けのドメイン
.bizビジネス用途向けのドメイン
.info情報サービス向けのドメイン

② 国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)

ccTLDは、国や地域の個人・団体・組織で取得できるドメインです。

たとえば、日本に割り当てられたドメインは「.jp」で、日本国内に住所を持つ組織・個人・団体が取得可能です。

.jpを例に挙げると、ccTLDには次のようなドメインがあります。

ドメインの種類特徴
.co.jp会社・企業向けのドメイン
.or.jp特定の法人向けのドメイン
.ne.jpネットワークサービス向けのドメイン
.ac.jp教育機関向けのドメイン
.go.jp政府機関・特殊法人向けのドメイン
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トップレベルドメインは、サイトの内容に合ったものを選ぶようにしましょう。

独自ドメインとサブドメイン

ドメインには、独自ドメインサブドメインと呼ばれるものがあります。

  1. 独自ドメイン
  2. サブドメイン

それぞれの違いを見てみましょう。

独自ドメインとサブドメインの違い

独自ドメインは、その名前の通り、使用者が独自で取得して自由に使用することができるドメインです。

独自ドメインの例

https://wp-1.club

一方で、サブドメインは既存の独自ドメインに対して、追加でドメインを付与するものです。

サブドメインの例

https://sub.wp-1.club

また、サブドメインとは別に、ドメインにはサブディレクトリを設定することもできます。

サブディレクトリは独自ドメインの後に/subのように続くURLとなります。

サブディレクトリの例

https://wp-1.club/sub

サブドメインとサブディレクトリの使い分け

サブドメインは、独自ドメインに対してテーマや役割が異なるコンテンツを運用する場合に使用することが多いです。

一方、サブディレクトリは、独自ドメインの中で、より細分化されたコンテンツを運用する場合に使用する傾向があります。

それぞれの使い分け

  • サブドメインは、独自ドメインとはテーマや役割が異なる場合に使用
  • サブディレクトリは、独自ドメイン内でコンテンツを細分化したい時に使用

一例を見てみましょう。

サブドメインによってサイト内のコンテンツを分けている例として、大手検索サイトのYahoo! JAPANがあります。

たとえば、Yahoo! JAPANが運営するオークションサイト「ヤフオク」のドメインは、yahoo.co.jpのサブドメインになっています。

ヤフオクのドメイン

https://auctions.yahoo.co.jp/

▲ ヤフオクのページ

ポータルサイトのYahoo! JAPANと、オークションサイトのヤフオクのサービスの違いをサブドメインを利用して切り分けています。

そして、サブディレクトリを利用している代表的なサービスには価格.comがあります。

たとえば、価格.com内のパソコンの価格比較ページは、pcというサブディレクトリで表示されていることがわかります。

価格.comのサブディレクトリ

https://kakaku.com/pc/

▲ 価格.com パソコンの価格比較ページ

独自ドメインで展開している価格比較サービスの中で、サブディレクトリを利用して、商品カテゴリ別に細分化しています。

サブドメイン・サブディレクトリは無料で使用できる

独自ドメインの場合は、ドメインの取得や更新に費用が発生します。

一方で、サブドメインやサブディレクトリは独自ドメインに対して追加するものですので、基本的に無料で使用できます。

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レンタルサーバーを契約するとサブドメインが割り当てられることが多いですね。しかし、本格的なサイト運用をお考えであれば、早めに独自ドメインを導入することをおすすめします。

独自ドメインのメリット

では、なぜ無料のサブドメインやサブディレクトリではなく、費用がかかっても独自ドメインを導入したほうが良いのでしょうか?

Webサイトをサブドメインではなく独自ドメインで運用するメリットには、次のようなものがあります。

  1. サーバーを引っ越しても同じドメインが使える
  2. 検索エンジンに継続して評価される
  3. 信頼性を高められる

① サーバーを引っ越しても同じドメインが使える

レンタルサーバーの契約時に提供されるサブドメインは、無料で利用できるため非常に便利です。

しかし、レンタルサーバーのドメインを借りているだけですので、当然ながらサーバーを引っ越してしまうとサブドメインも変わってしまいます。

反面、独自ドメインは自分で所有しているドメインですので、サーバーを移転しても再び同じドメインが利用できます。

サーバーが変わってもドメインが同じであれば、訪問してくれるユーザーは「お気に入り」などから引き続きサイトを訪れることができますね。

② 検索エンジンに継続して評価される

検索エンジンは、作成したばかりのドメインや運営期間の短いドメインに比べて、長く運営されているドメインを高く評価する傾向があります。

検索エンジンに評価されやすいということは、検索の上位にも表示されやすいということでもあります。

長期間に渡って正しく運営されているサイトのドメインであれば、訪問者からの評価も高まり、同時に検索エンジンからの評価も高くなっていきます。

しかし、ドメインを変更してしまうと、検索エンジンからの評価が下がってしまいます

検索エンジンからの評価が下がったために検索の順位も下がり、訪問者が減ってしまうという事態も起きかねません。

サイトを開設した当初から独自ドメインを使用していれば、サブドメインから独自ドメインへ変更するリスクもなく、長期間に渡って検索エンジンからの評価を同じドメインで受け続けることができます。

③ 信頼性を高められる

ドメインをビジネスに例えると、サブドメインは他社のオフィスを間借りしている状態です。

現実のビジネスでも、自社でオフィスをかまえている会社のほうが信頼できるように感じますよね。

独自ドメインを使用することで、しっかりと運営されていて、信頼性のあるサイトであることをアピールすることができます

また、無料で利用できるサブドメインでは、サーバーによってはメールサービスを利用できない場合があります。

独自ドメインであれば、自由に独自ドメイン用のメールを作成することができます。

独自ドメインのメールアドレスの例

info@wp-1.club

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会社名やサービス名のドメインであれば、独自ドメインのメールアドレスを利用することで、信頼性とブランドを同時にアピールすることができますね。

ドメイン名の決め方

ドメイン名はルールに沿っていれば、基本的に自由に決めることができます。

しかし、はじめはどのようなドメイン名を付ければ良いか悩んでしまうこともありますよね。

ここでは、参考までにドメイン名の決め方について簡単にご紹介しましょう。

サイトの名前や特徴がわかりやすいものにする

ドメインはわかりやすいものにしましょう。

たとえば、洋服を販売しているショッピングサイトなのに「open-bank-account.com」のようにまったく関係のないドメイン名を付けてしまうと、ユーザーはサイトを訪問する前に「自分には関係のないサイトだ」と判断してしまうかもしれません。

ドメインを見ただけで、会社名や商品名などがわかるドメイン名を付けていただくのが良いでしょう。

短く、省略しすぎないドメイン

短いドメインの利点として、入力が簡単という点が挙げられます。

今ではほとんどいないかもしれませんが、アドレスバーにURLを打ち込んでサイトを訪問する人にとっては短いドメインのほうが便利ですね。

また、短いドメインであれば覚えやすいというメリットもあります

サイト名などと合わせてドメイン名も覚えてもらえば、ブランドの認知にもつながります。

しかし、だからといってドメイン名から、会社名やサービス名が想像できないほどに省略することはおすすめしません

省略をして短くする場合でも、サイトの内容が判断できるようなドメイン名を付けていただくことをおすすめします。

おすすめのドメイン取得業者

おすすめのドメイン取得業者はムームードメインです。

当サイトのドメインもムームードメインで取得しています。

ムームードメインがおすすめできる点として、次のような理由があります。

ムームードメインがおすすめの理由

  • 管理画面が使いやすい
  • 年間69円からドメインが取得できる
  • ロリポップ!と同じ会社だから安心

管理画面が使いやすい

ムームードメインは管理画面が見やすく使いやすいので、初心者の方でも直感的に操作できます。

年間69円からドメインが取得できる

他のドメイン取得サービスと比較しても、ムームードメインは安く取得できるドメインが多いです。

当サイトの.clubドメインは更新料は他のドメインより少し高いですが、取得費用は年間69円という格安価格で取得しています。

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更新料は、取得済みのドメインを更新する時に発生する費用です。通常は1年経過ごとに更新料が発生しますが、ドメインを更新しなければ更新料はかかりません。

ロリポップ!と同じ会社だから安心

安定性の高いレンタルサーバー「ロリポップ!」を運営している会社のドメイン取得サービスですので、安心して登録することができます。

ドメインの取得方法

ドメインの取得方法については、次の記事でご紹介しています。

ぜひ、ご参考にしてください。

まとめ

ドメインとは?

  • ドメインとはWebサイトの住所のこと
  • ドメインは重複して取得することはできない
  • ドメインの重複は取得時に知ることができる

ドメインの役割

  • ドメインとは、本来の住所であるIPアドレスに任意の文字列を割り当てることで、人間が扱いやすくしたもの

ドメインの役割

  • ドメインとは、本来の住所であるIPアドレスに任意の文字列を割り当てたもの
  • IPアドレスにドメインを割り当てることで人間にとって扱いやすくなる利点がある

DNSサーバーの仕組み

  • DNSサーバーとは、IPアドレスとドメインを紐付けて管理する仕組み
  • DNSサーバーは、ブラウザから送付されたドメイン名からIPアドレスを特定している

ドメイン名の構成とルール

  • ドメイン名の中でピリオド(.)で区切られた文字列を「ラベル」と呼ぶ
  • 1つのラベルの長さは63文字以下、ドメイン名全体の長さは253文字以下でなければならない
  • ラベルには英字(A~Z)・数字(0~9)・ハイフン( – )が使用できる
  • ラベルの先頭と末尾の文字にハイフンを使用することはできない
  • 日本語のドメインの場合には全角ひらがな・カタカナ・漢字なども使用できる
  • ラベルは右から順番に「トップレベルドメイン」「セカンドレベルドメイン」・・と呼ばれる

トップレベルドメインの種類

  • トップレベルドメインには「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」と「国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)」がある
  • gTLDには、個人や企業、国などを問わず誰でも取得できるドメインと一定の要件を満たさないと取得できないドメインがある
  • ccTLDは、国や地域の個人・団体・組織が取得できる

独自ドメインとサブドメイン

  • 独自ドメインは独自で取得して自由に使用できるドメイン
  • サブドメインは既存の独自ドメインに対して、追加でドメインを付与するもの
  • ドメインにはサブディレクトリを設定できる
  • サブドメインは独自ドメインとはテーマや役割が異なる場合に使用し、サブディレクトリは独自ドメイン内でコンテンツを細分化したい時に使用する
  • 独自ドメインは有料だが、サブドメイン・サブディレクトリは無料で使用できる

独自ドメインのメリット

  • サーバーを引っ越しても同じドメインが使える
  • 検索エンジンに継続して評価される
  • 信頼性を高められる

ドメイン名の決め方

  • サイトの名前や特徴がわかりやすいもの
  • 短く、省略しすぎないドメイン

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