【図解】サーバー(Webサーバー)って何?

この記事は最終更新日から70日経過しています。

前回のレッスンCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)とは?

自分でWebサイトをつくってみたいと考えているけど、Webサイトを公開するのに必要な「サーバー」という言葉がよく分からない。

初めのうちは、サーバーがどんなものか理解するのが難しいですよね。

この記事では、できる限り簡単に、初心者の方でもサーバーについてご理解いただけるように分かりやすく説明してみました。

この記事が、少しでも「サーバーとは何か?」を理解するための一助になれば幸いです。

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サーバーって何?

サーバーをひと言で言うと、インターネットを通じてさまざまな処理をおこなうコンピューターやアプリケーションのことです。

普段、「サーバー」という言葉を聞き慣れない方にとっては何か難しいもののように思われるかもしれません。

しかし、細かな点を除けば、私たちが日常的に使用しているコンピューター(PC・パソコン)と大きな違いはありません。

PCにイラスト描画ツールやエクセルなどのアプリケーションを入れて(インストールして)使用するのと同じように、サーバー用のコンピューターにはサーバー専用のソフトウェアをインストールして使用します。

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私たちが普段使用しているPCと同じような機能を持ったコンピューターにサーバー用のソフトウェアを入れると、それがサーバーになるんですね。

サーバーにも、メールの送受信のために使用されるメールサーバーや、ファイルデータの保管・共有に使用されるファイルサーバーなどさまざまな種類がありますが、私たちがWebサイトを表示するために使用しているサーバーは、一般的に「Webサーバー」と呼ばれるサーバーです

ここでは、WordPressをインストールするのに必要な「Webサーバー」に焦点を当てて見ていきましょう。

Webサーバーの仕組み

Webサーバーを簡単にいうと、私たちが見たいページをブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chrome)に表示してくれるサーバーです。

もちろん、私たちが、ただ「見たい」と考えるだけでサーバーが見たいページを表示してくれるわけではありません。(未来ではそうなっているかもしれませんが・・)

一般的に私たちが見たいページを開く時には、ブラウザのアドレスバーにサイトやページのURLを打ち込みます

またはGoogleなどで検索して、検索結果に表示されたURLからそのページを開きます。

そしてブラウザは、ユーザーの見たいページのURLを確認すると、そのページを管理するサーバーに対して、

女性

このURLのページを見たいユーザーがいるから、ページのデータを送ってね!

という情報を送ります。

この、ブラウザがWebサーバーに対してページの情報を要求することを「リクエスト」と呼びます。

Webサーバーはブラウザからのリクエストを受け取ると、リクエストされたページのデータを再びブラウザに「返信」します。

最後に、Webサーバーから返信されたページのデータを受け取ったブラウザは、データをWebページの形に調整して表示します。

上の流れを一つの流れにまとめると、次のようになります。

  1. (ユーザー) ブラウザで見たいページのURLにアクセスする
  2. (ブラウザ) アクセスしたURLを管理するWebサーバーに、リクエストを送信する
  3. (Webサーバー) リクエストされたページのデータをブラウザへ返信する
  4. (ブラウザ) 返信されたページを表示する
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ブラウザとWebサーバーのデータの受け渡しがあることで、私たちはブラウザから見たいページを見ることができるんですね。

Webサーバーの役割

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上で見た「Webサーバーの仕組み」から、Webサーバーの役割をまとめてみましょう。

Webサーバーの仕組み」では、リクエストに応じてWebサーバーがページのデータをブラウザに返して、ページが表示できることを確認しました。

しかし、ユーザーが見たいページがあっても、サーバーにWebページのデータ(HTMLファイルや画像ファイル)がなければサーバーはデータを返すことができません

そのため、Webサーバーには「Webページに必要なデータを保管する」という役割も必要になります。

まとめると、Webサーバーの役割は大きく次の2つになります。

  1. Webサイトを構成しているHTMLファイルや画像ファイルなどを保管する
  2. ユーザーからのリクエストに応じて、Webサイトのデータをユーザーのブラウザに送信する

Webサーバーの役割を理解してエラー対策を

普段インターネットでWebページを見ている時に、URLへアクセスするとブラウザにエラーメッセージのようなものが表示されることはないでしょうか?

これは、Webサーバーが役割を果たせていない状態にあることが原因かもしれません

たとえば「503 Service Unavailable」というエラーメッセージが表示されている場合は、何らかの理由でサーバーに負荷がかかっているためにサーバー側がアクセス制限をして②を実行できない状態にあります。

この場合は、サーバーに負荷がかかっていないかを確認したり、サーバー管理会社に直接問い合わせて原因や解決策を探りましょう。

また、「404 Not Found」と表示される場合は、Webサーバー上に適切にページのデータが用意されていないためにエラーが出ているのかもしれません。

この場合は、Webサーバーに正しいページのデータを用意しなければなりません。

エラーの原因はこの他にも考えられますが、Webサーバーの役割を理解して、ユーザーが「見たいページにアクセスできない!」といった事態が起こらないように、適切にWebサイトを運営したいですね。

Webサイトをサーバーに設置して公開する

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作成したWebサイトを多くの人に見てもらうために、Webサイトをサーバーへ設置しましょう。

Webサーバーの役割の一つに「Webサイトを構成しているHTMLファイルや画像ファイルなどを保管すること」がありました。

一般的にWebサイトを作成するだけでは、インターネットで多くの人に見てもらえる状態にありません。

インターネット上にWebサイトを公開するためには、Webサーバーに作成したサイトを保存(アップロード)する作業が必要になります。

WebサイトをWebサーバーに設置して初めて、インターネットを通じて多くの人に見てもらうことができるのですね。

WordPressではサーバーに直接インストールしてサイトをそのまま公開することができますが、PC(パソコン)の中でサイトを作成する場合は、サーバーへのアップロードを忘れずにおこないましょう。

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Webサーバーは、インターネット上にWebサイトという「家」を設置するために用意しなければならない「土地」のようなものなんですね。

4種類のWebサーバー

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Webサーバーには4つの種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを知って、予算やニーズに適したサーバーを選びましょう。

1. 共用サーバー

共用サーバーとは、1つのWebサーバーを複数のユーザーで共有して使用するサービスのことを指します。

サーバーの料金を使用者で分割して負担するため、低価格で利用できるというメリットがあります。

一方で、サーバーの容量や性能も共有するため、他ユーザーのWebサイトの影響を受けやすく、サーバーに負荷がかかり過ぎるとWebサイトにアクセスできなくなってしまう可能性があります。

また、Webサイトに合わせてサーバーを自由にカスタマイズできないという欠点もあります。

● 共用サーバーのメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 低価格で利用できる
  • サーバーの知識がなくてもWebサイトを運用できる
  • 他のWebサイトの悪影響を受けやすい
  • サーバーの設定を自由にカスタマイズできない

2. 専用サーバー

専用サーバーでは、1台のWebサーバーを丸ごと利用することができます

サーバーの性能すべてを利用することができるため、他ユーザーのWebサイトの影響を受けることなく、安定してサイトを運用することができます。

また、必要に応じてソフトウェアをインストールするなど、サーバーを自由にカスタマイズできるメリットもあります。

専用サーバーのデメリットとしては、専用のサーバーを貸し切るため、価格も高くなってしまうことが挙げられます。

● 専用サーバーのメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 1台のサーバーを独占して使用できる
  • サーバーの設定を自由にカスタマイズできる
  • 共用サーバーに比べて価格が高い
  • サーバーに関する基礎知識が必要

3. 仮想専用サーバー(VPS)

仮想専用サーバー(VPS)は、サーバーは1台ですが、そのサーバーの中に複数の仮想化された(実態のない)サーバーがあり、その仮想サーバーの1つを専有して使用できるサービスです。

1台のサーバーを共有するという点では共用サーバーと同じですが、VPSでは個々の仮想サーバーを自由にカスタマイズすることができます。

また、共用サーバーのように低価格でありながら、他ユーザーの影響を受けることがありません。

● 仮想専用サーバー(VPS)のメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 専用サーバー並みの性能を低価格で利用できる
  • サーバーの設定を自由にカスタマイズできる
  • サーバーに関する基礎知識が必要

4. クラウドサーバー

クラウドサーバーでは、VPSのような仮想サーバーを複数台使用することができます

VPSでは仮想サーバーに対して一定のサーバー容量や性能が割り当てられていますが、クラウドサーバーでは状況に応じて仮想サーバーの容量や性能を変更することができます。

そのため、平常時は仮想サーバーを1台契約し、キャンペーンを実施する時などは一時的に2台契約してアクセスの増加に耐えられるようにする、といった運用が可能になります。

● クラウドサーバーのメリット・デメリット
メリットデメリット
  • 複数台の仮想サーバーを使用できる
  • アクセスの増減を見込んでリソースを調整できる
  • サーバーに関する基礎知識が必要

まとめ

サーバーって何?

  • サーバーは、インターネットを通じてさまざまな処理をおこなうコンピューターやアプリケーションのこと
  • サーバー用コンピューターとPCは同じようなもの
  • サーバー用コンピューターにサーバー用ソフトウェアをインストールすることでサーバーになる

Webサーバーの仕組み

  • Webサーバーは、ブラウザ(ユーザー)のリクエストに応じてWebページのデータを返す

Webサーバーの役割

  • Webサイトを構成しているHTMLファイルや画像ファイルなどを保管する
  • ユーザーからのリクエストに応じて、Webサイトのデータをユーザーのブラウザに送信する

Webサイトを公開する

  • Webサイトは、サーバーにアップロードすることでインターネットに公開され、多くの人に見てもらうことができる

4種類のWebサーバー

  • ① 共用サーバー
  • ② 専用サーバー
  • ③ 仮想専用サーバー(VPS)
  • ④ クラウドサーバー
  • サーバーの特徴を知って、予算やニーズに適したサーバーを選ぶことが大事

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